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知的財産の重要性

知的財産の重要性

●現場農業だからこそ誕生する具体的戦略一提

弊社及び私は、昭和52年、27歳、脱サラ、資本金35万円で有限会社を設立して以来、開発型農業を経営してまいりました。貝割れ大根からスタートして、 芽ねぎ、ニンニク、現在ではアスパラ、植物の栽培方法等が特許申請中であります。芽ねぎは、貝割れ大根の栽培技術が認められ市場の人の依頼により取り込 み、日本及びアメリカの特許を取得して普及に取り組んでまいりました。この芽ねぎをニューヨーク発明展に出展した時、諸外国人の関心度の高さを知り農業分 野での海外展開に関心を持ちました。

知的財産立国を目指す今日の日本国、新しい分野にも目を向け、農業分野における知的財産権、特に農 産品、栽培方法、農産加工食品の活用を図り海外展開する事は、21世紀の日本発展には欠かせないものだと思います。そして成功させる具体案は、世界的に知 名度があり世界的に食されているものを矢先として取り上げチャレンジしていくべきことだと思います。食べ物や飲み物は、人類万国共通の物であり、どこの国 でも受け入れやすく日々の需要があり半永久的な事業に発展します。特に体に良い物は、数千年に渡り食されています。まさに健康重視の時代であり、さらに日 々、世界中で食され消費が拡大され続けている物であります。

その一つである代表的な野菜、ニンニクに新しい付加価値をつけることができました。 また、世界中で食されているアスパラについても新しい栽培方法を開発して特許申請をしました。このようなチャンスはそう存在する事ではないと思います。い かにビジネスプランニングを立て特許権を生かし世界PCT加盟国125国の人々と共にニンニク茎葉野菜やアスパラ等を栽培し、調理加工食品を食べ、交流を 図り、各国の栽培所を基点にネットワークを築きインタネットの活用で日本各地にある農産品及び加工品等の普及を図れば農産品だけでなく、日本国商品は世界 的な販売拡大につながります。農業分野における知的財産戦略は重要な課題である位置付けになると思います。

下記の二つを国際特許PCTに出願しました。

・ニンニク茎葉野菜の調理加工食品
・アスパラの栽培装置及びこの装置を使用したアスパラの栽培方法

PCT加盟125ヶ国で特許取得の可能性があります。

この国の特許を取得したいとお思いの方、先行投資をしてみませんか。

共同で特許を取得し権利化を目指したいと思います。ご相談して下さい。


●新規事業の進展しにくい現状

脱サラして何も知らない農業の世界でした。まして衰退していく農業で新しいことにチャレンジすることは愚か者でした。しかし、農業に取り込めば取り込むほ ど食料の重要性に気付き、研究開発をし、今まで、すべて無農薬栽培で野菜作りをしてまいりました。しかし、貝割れ大根O-157集団食中毒事件のこともあ り、政府の対策無いまま生活を切り詰め明日を信じて極小の資金を投じ開発しながら耐えに耐え10年間、今日まできました。この様な状態ではなかなか新事業 には発展できませんでした。しかし、妻と二人で努力し、それが実り新たな特許取得や特許申請ができ、地域の人々と相談する事できるようになり、富津市の特 産である海苔と加工品ができるのではないかと話がありました。ニンニク茎葉野菜が海苔の佃煮とよく合う事もわかり、世界に通用する新たな富津市特産加工品 が誕生すべく話が盛り上がりました。知的財産とはよく言ったもので知恵を出し合えば新しい物が生まれてきます。ようやく、前向きに車輪が動きそうになって きました。以前ベンチャー支援など考えられませんでした。しかし、現在では、知的財産について政府の努力により色々の支援体制があるように思われます。一 百姓からの一部門一提案が一つのモデルケースとして新しい産業が次々と誕生して将来の子供たちが安心して伸び伸びと生活できるようになり、将来の日本が末 永く展開することを願います。

●最後に・・・

国 内及び世界に目を向けて農業に取り組む事で新しい発想の農業が誕生するのではないでしょうか。人の原点は、自分で食べ物を作り生きるか自然の恵みを得て生 きます。そして、その上に色々な事を学び精神的にも物質的にも豊かさを求め社会を形成して生活をしています。自分の夢を模索中の若者よ、現在の様に情報の 多い中、まずは原点の農業に身をおき働くべきです。農業には、働きながら考える時間がたっぷりあります。体を動かしながら働き、考え、どんな分野のどんな 仕事でも良いから自分の好きな進むべき道を見つけ出すべきです。そして、進路が見つかった時には学ぶ強い意志を持つべきです。学びたい時に学ぶ事が一番身 に付く価値有る学びであります。学ぶ時期に速い遅いはけして無いと思います。ましてや、自分で稼いだお金で学ぶ事が出来れば更に身につくものだと思いま す。このような形で若者が農業にかかわり自己と向き合い自給率の向上をはかり農業を発展させて行き農業を基礎、基盤に人々が育ち各分野で活躍される様に成 る事を、そして、この様な人々の進路支援ができる社会に成る事を望みます。